朝起きた時に歯茎が腫れた感じがする
患者さまからのご相談で、「朝、起きた時に歯茎が腫れた感じがする」とご相談と検診がありました。診察してみると確かに歯茎が腫れています。口腔内写真を撮り、ご説明させて頂きましたがしばらく歯医者さんに行くこともなく定期検診などもしばらく受けていないとのことでした。
患者さまからのご相談で、「朝、起きた時に歯茎が腫れた感じがする」とご相談と検診がありました。診察してみると確かに歯茎が腫れています。口腔内写真を撮り、ご説明させて頂きましたがしばらく歯医者さんに行くこともなく定期検診などもしばらく受けていないとのことでした。
歯茎の腫れの原因の多くがプラークと呼ばれる毒素が原因です。
プラークとは細菌の塊で、バイオフィルムと呼ばれる菌体外多糖と粘液層、水分があるところにヌルヌルした形体で形成されます。
プラーク1㎎あたり10億個もの細菌が存在し、つまようじやフロスなどれ取れるほんの少しのプラークには100億個近い細菌が存在します。
バイオフィルムの中の細菌同士は細菌性ホルモンである「クオルモン」を通じて情報交換をします。バイオフィルムの中に細む多くの細菌は菌体外多糖で守られているので抗体や抗菌薬に抵抗力があります。
ですので、歯科医院での機械的な歯面清掃と日々の正しいブラッシングによるケアが重要になってきます。
また、人によって磨き方にクセがあるので国家資格であるプロケアリストである歯科衛生士にブラッシング指導を受けることは重要です。
これらは保険内で受けられるので定期的に歯科医院での検診を受けることが歯と健康を守る上でとても大切だと言えます。
昨今では口腔内をきれいに保つことが糖尿病患者さんの血糖値であるHbA1cが低下しるというデータも発表されています。
歯のクリーニングを兼ねた定期検診は保険診療内で受けることが出来ます。
初診の方は診察を行い口腔内の状態に応じて歯周病などの治療が必要な場合はその旨を患者さまに説明をし、治療の流れや患者さまのご希望をヒアリングします。
目安としては4ヵ月に1度程度は定期検診を推奨しています。
保険診療のクリーニングは受ける期間にも定めがあり、こまめにクリーニングをされたい方はPMTCやエアフローと呼ばれる粒子状の歯を痛めない自由診療の枠での内容もご用意しております。
ご興味がある方はご予約時や診察を受ける際に仰っていただければ丁寧にご説明いたします。